
娘のスウェーデンでの幼稚園生活が始まりました!そんな今回は実際に通って知ったスウェーデンの幼稚園の魅力をお伝えします。
もくじ
娘の幼稚園について
私の娘が通っている幼稚園は現地の公立の幼稚園です。自治体が運営している幼稚園なのですが、モンテッソーリ教育というプログラムを実施している幼稚園です。
モンテッソーリ教育のモットーは「全ての子どもには、自分を育てる力が備わっている」で、子供の自主性を大切にしています。
我が家から近い場所にあったこと。私がこのモンテッソーリの教育に興味があったことでここに決まりました。
ちなみにスウェーデンには幼稚園・保育園の区分けはありません。ここでは幼稚園と書いていきたいと思います。
スウェーデンの幼稚園の魅力
4人に一人の先生がついてくれる
娘のクラス(1歳~2歳半くらいの子がいるクラス)は、子供4人に1人の先生がついてくれます。目が行き届きますし、まだまだ石とか口に入れてしまうような年齢なので(汗)、少人数制はとても安心感があります。
友人に聞いたところ、友人の幼稚園も子供5人に1人の先生がつくらしいので、スウェーデンはどこもこのくらい手厚いようです。
冬でも外で遊ぶ
賛否両論あるかもしれませんが、寒かったり多少雨が降っていたりしても外で遊ばせます。
スウェーデンは「天気が悪ければそれに合わせた服装をすればいい!」という考え方で、それに合わせた服装を準備するのが親の役目です。
実際寒い冬でも、子供達がつなぎみたいな服を着て遊んでいる姿をよく見かけます。
冬はこれに帽子、手袋、厚い靴下、ブーツというのがスウェーデンスタイルです。
アプリで情報を管理
幼稚園専用のアプリがあります。幼稚園からのお知らせを貰ったり、時間を登録をすることで休みや早退などの情報を共有できます。
私は外国語でのコミュニケーションが正直苦手なのですが、こういうツールがあると細かいことを聞いたり言ったりする必要がいので助かっています。
費用が安い
高福祉国家なので幼稚園の費用は安いです。我が家の場合は月に最大1200kr(クローナ)を支払っています。
せっかくなので日本と比較をしてみました。
スウェーデン幼稚園(公立) | およそ14,000円/月 |
日本の幼稚園(公立) | 5000~1万/月 |
日本の保育園(公立) | 平均は2~3万/月 ※両親の所得に応じて |
実は日本の幼稚園と比較をしてみたところ、そんなに大差がないことが分かりました。日本も少子化対策?でこの辺りの援助は手厚いんですね。
自然の中で学ぶ
スウェーデンの幼稚園では自然教育を大切にしているように思います。
外で遊ぶスペースには草木がたくさんあります。また、都心など外で遊ぶスペースの確保が出来ない幼稚園では、しばしば近くの自然豊かな公園に子供を連れて行きます。
5歳くらいににると先生が引率して、森に行くこともあります。先生は見つけた植物や虫を見ながら、特徴を子供達に教えたりします。
森が近いスウェーデンでは、食べてはいけない植物、気を付けた方がいい生物などを実際に見て学んでいます。
スウェーデンの幼稚園に通わせようと考えている方へ
早めに申請を!
スウェーデンの幼稚園に子供を入れようと考えている方は早めに幼稚園の申請をしましょう。
幼稚園は自治体毎に管理されていますが、大体は自治体のHPから希望の幼稚園を申請する流れとなります。
なぜ早めにかというと、人気の幼稚園は常に長蛇の列になっているからです。ストックホルムでは100人待ちの幼稚園もあります。
(特にストックホルムでは)子供を産んだらなるべく早く幼稚園の申請をするというのが常識です。
ダニ媒介性脳炎ワクチンの確認を!
地域にによってはダニ媒介性脳炎ワクチン(TBE)の接種を検討しましょう。
(詳しくはこちらの記事で→ヨーロッパに行くなら知っておくべき!ダニ媒介脳炎(TBE))
ダニ媒介性脳炎はマダニを介して感染する感染症です。日本ではほぼ聞かないですが、ヨーロッパでは毎年か感染者が出ます。もちろん現地の人なら皆知っています。
子供は1歳を過ぎたころから希望者は有料でワクチンを打つことができます。スウェーデンでもTBEと言えば伝わりますよ。
お住まいの地域で心配がないか確認してみてください。
おわりに
幼稚園のスウェーデンスタイルでは驚いたこともあります。子供におやつを与えるときに、手を洗わなかったり、食べ物を雨ざらしのベンチに置いたりすることです。
いいのかそれ・・?衛生的に。
でもそれにもすでに慣れてしまった自分がいます(笑)