日本人学校・日本人補習校の教員の給料ってどのくらい?

海外移住後の仕事として日本人学校や日本人補習校の教員を考えている方もいるのではないでしょうか。

仕事をするうえで気になるのはやはり給料ですねよ。今回はにそんな日本人学校・日本人補習校の給料についてまとめてました。

日本人補習校と日本人補習校とは

海外で日本人やハーフの子供のために日本語を教える機関はいくつかありますが、北欧にあるのは補習授業校(このサイトでは日本人補習校や補習校と書いています)と、補習教室・その他のみになります。

区分について詳しくはこちらの記事をご覧ください。海外で日本語のみで働ける仕事~日本人学校教員~

北欧には現在、ストックホルム日本人補習学校・コペンハーゲン日本人補習学校・オスロ日本人補習校・ヘルシンキ日本語補習学校・ヨーテボリ日本人補習校・オーフス日本語補習学校と6つの学校があります。

実際の給料ってどのくらい?

では日本人学校・日本人補習校の給料は一体どのくらいなんでしょうか。それだけで生活出来るのかが重要だと思います。

北欧6校を表にしてみました。人伝てに聞いたり、ウェブで検索した結果なのであくまで参考として御覧ください。

ストックホルム日本人補習学校 時給 3000円 前後
コペンハーゲン日本人補習学校 時給 3500円 前後
オスロ日本人補習校 時給 9000円 前後
ヘルシンキ日本語補習学校 時給 3000円 前後
ヨーテボリ日本人補習校 時給 2500円 前後
オーフス日本語補習学校 時給 不明

授業が年間35回ほど、授業が1日5コマ~2コマの学校が多いようですので、あとは計算いただければ年間の給料が分かりますね。

ただしここから税金や交通費などがかかるので(普通、交通費は支給されません)、実際の手取りはもっと少なくなるでしょう。北欧は税金が高いので給料からごっそり取られますよ~

給料は仕事内容に見合うのか?

表をパッと見て「おっ!結構いいじゃん」と思った方もいるかもしれません。

ただ、この給料は授業の時間に発生しますが、実際には授業の準備時間など授業以外に多くの時間がかかるのが教師です。どんな準備が必要になるのか見聞きしたことを挙げてみます。

  • 授業の準備
  • 学級のお便りの作成
  • 宿題の丸付け
  • テストの採点
  • 絵日記などへのコメント

友人で昔補習校の講師だった方が、これらを合わせて毎週10時間ほど準備に時間がかかっていたと言っていました。

なぜそんなに時間がかかるのか。

補習校であれば週一回の授業で日本の週5分の内容をやっていくことになります。しかも子供はハーフの子が多く、日本語が第二言語・第三言語という子も珍しくはありません。

そいうった中で子供達に理解させるためには、掲示物を作って視覚化したり、独自のプリントを作成したりと色々な工夫が必要です。そのため、授業の準備に多くの時間が必要になるそうです。

なおこれをふまえて時給計算すると、授業5時間×3000円=15000円(1授業回)さらに→ 15000円(1授業回)÷15(授業5時間+準備10時間)=1000円(時給)となります。

時給1000円であれば、現地の日本人レストランやマクドナルドの方が稼げます。

補習校の教師だけで生活は可能か?

結論から言うと難しいと思います。補習校は週1回しか授業日が無いため、時給が中々であってもそれだけで「衣・食・住」全てをまかなうのは難しいです。

ただ多くの方が補習校の教員としての経験を活かし、ウェブや現地の学校などで先生をしています。スウェーデンを始め海外では経験がものをいうので、教員としてのキャリアを積んでいきたいのであればプラスになるのではないでしょうか。

補習校の教員はやりがいがある

最後に言わせていただきたいことは、やはり教員はやりがいがある仕事だということです。

給料うんぬんで高い安いと感じることは(生活がかかっている以上)もちろんあるかと思います。ただ多少給料が低かったとしても子供を育む立派な仕事で、大変な分やりがいというリターンも大きいのではないでしょうか。

また少しずつですが、スウェーデンでも教師の待遇が改善され世間の認識も良くなってきたように思います。教員にいい流れが来ていますよ!

おわりに

少しでも日本人教師を目指す・考えているという方々の参考になれば幸いです。もちろんお金だけじゃないですが、生きるため、生活のためにお金は必要ですから(笑)

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コメント

  1. Jessica M Nakano より:

    はじめまして!
    日本で教員をしている者です。
    我が子の教育,自分のキャリア,家族の幸せを求めて海外で勉強・できれば移住したいと考えています。スウェーデンでは,日本の教員免許を書き換えることができるULV projektがあると知りました。詳細を知りたいのですが,なかなか情報を得ることができません。
    現地在住のアンリさんなら何かご存じではないかと思い,コメントしました。
    いろいろ知りたいです。
    よろしくお願いいたします。

    1. アンリ より:

      はじめまして。コメントありがとうございます。
      自分と家族の幸せのために海外移住、素敵ですね。

      さて、ULVですがスウェーデンの6つの大学でやっているようですね。
      ストックホルム大学の関連するページへのリンク
      また、スウェーデンの教育庁(Skolverket)にも情報があったのであわせて検索してみてください。詳細が確認できるかと思います。

      応募要件の一つにスウェーデン語の能力が含まれています。
      これを満たすにはTisusテストをパスするか、もしくはスウェーデン語の能力の認定(SVA3の完了)が必要となります。スウェーデンの現地校で教員として働くには、このハードルをクリアするのが最初の関門になるのではないでしょうか。

      いい結果になるよう、応援しております!

  2. Jessica M Nakano より:

    お忙しい中,お返事ありがとうございます!
    とても参考になりました。SFIの詳細も載せていただき,大変感謝しています。
    SFIは,移民としてなら無料なのですね。
    方法としては,就労ビザ→働きながら語学学校→認定試験合格→ULV projekt申し込み・・・でしょうか。
    独身ならともかく家族がいるとかなり厳しい・・・というか無理ですね・・・・

    1. アンリ より:

      そうですね、お調べになった方法が王道かと思います。
      もしくは、きちんと調べていない情報で恐縮ですが、日本でスウェーデン語の勉強をしてテストにパス→留学ビザでスウェーデンへ(ULV projek)→スウェーデンで就職→就労ビザに切り替え・・という方法もあるかもしれません。
      どちらにせよご家族の理解と協力は必要不可欠ですね。

      1. Jesssica M Nakano より:

        お返事が遅くなってしまい,申し訳ございません。
        丁寧なご回答ありがとうございました。
        今のところ全くスウェーデン語できません・・・笑
        留学も厳しそうだなあ・・・泣
        主人は,お金さえあればねって感じです。
        今の日本には不安しかありません。老後資金2千万なんて聞くと希望がなくなります。笑
        スウェーデンでは,退職金がないと伺いましたが,リタイヤ後は皆さんどのように生活を送るのでしょうか。

        1. アンリ より:

          こんにちは。
          退職後は国から年金が受け取れます。また住宅の補助金もあります。
          (受け取れる金額は所得や税金を支払っている年数により様々ですが・・・)
          そのため多くのスウェーデン人は老後の心配をしていないようです。

          日本は税金が安い分、自分で何とかしなきゃいけませんよね。
          どっちがいいのかは難しいところです。。

  3. Jessica M Nakano より:

    お返事ありがとうございます♥
    日本とは全く違う制度ですね!
    最新記事読ませていただきました。
    ますます魅力的に感じてしまいます!
    幼稚園事情も勉強になります★
    仕事さえあれば決意できるのですが・・・
    ちなみに,賃貸事情はいかがですか?
    質問ばかりで本当にすみません。

    1. アンリ より:

      こんにちは。
      住む場所を探すのは厳しいです。
      恐らくスウェーデンに移住したい方が最初に困ることの一つだと思います。
      細かい理由は書ききれないないので、今はごめんなさい。
      でも覚悟しておく必要があるということだけ回答しておきます笑

  4. Jessica M Nakano より:

    お忙しい中ありがとうございました。
    移民の方も増えてますます住む箇所も確保できないのでしょうか。

    最新記事も読みました。やはりスキルがないと厳しいですね。
    ビザもどんどん難しくなってきて,悩んでしまいます。
    もっと勉強しておけば良かったです・・・泣
    子どもたちの将来のため,まずは自分ができることをやっていきます。

    ありがとうございました。

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