スウェーデンで仕事に就くのはスウェーデン人でも困難だった

スウェーデンの就職活動や求人の状況は日本と大きく異なります。

今回はスウェーデンの就職活動の現状をお伝えしたいと思います。

スウェーデンの就職活動の方法

スウェーデンの就職活動はスウェーデン人にとっても厳しいものです。

日本と違って新卒の一斉採用などはなく、大学や社会人学校で勉強したことや今までの経験をアピールして応募します。

そのため日本のように未経験や卒業学部と異なる企業への就職が決まることはほぼないと思ってください。

日本では、経済学部でもシステムエンジニアの会社に就職したりしますよね。スウェーデンでは卒業学部が進路に大きく関わってきます。大学で「何を勉強したか」は重要になりますし、よく話題に上がります。

さらに言えば、大学の名前も関係ないです。スウェーデンは色々な大学の授業を選択することが出来るので、本人が卒業大学を分からないこともあります。「どこで勉強していたかではなく、何を勉強していたか」が重要です。

また大学で勉強していても、経験がないとアピールとしては少し弱いようです。

それを補う方法としてインターンシップを受け入れている企業が多くあります。そういった企業にインターンシップで入り、その後そのまま採用してもらうというのもよくあるパターンです。

あとは就職にはコネクションも重要な要素です。強いコネクションがあれば割と簡単に採用されたりします。

何が大変なのか

ではスウェーデンの就職活動の何が具体的に大変なのでしょうか。

その例をご紹介します。

メールを送っても返事がない

応募のために履歴書などをメールで送ってもほぼ返信はありません。多くの就職活動者はメールを送ったあとに自己PRも含めて電話をかけたりします。それでもその先へ進めるのは本当に稀です。

私の体験談ですが、10社に履歴書を送って反応があったのは1社です。(その1社も電話面接で落ちた。)こうなればもう数を打っていくしかないですね。

課題の提出

応募のために履歴書だけでなく課題やテストを課されることもあります。

課題は特にIT系で課されることが多いようです。アプリを作成せよとか、WEBサイトを作成せよなど。当たり前ですが、会社毎に課題が異なりますので一から作成する必要があります。3週間かけて一生懸命つくったWEBサイトを提出して、それが簡単に落とされれば悲しい気持ちになります。

どの企業も欠員補充

企業の採用は基本的に欠員補習のタイミングです。そのため募集人数が少なく、求人も不定期に出されます。

友人の体験談①

現地にいる友人(日本人とスウェーデン人のハーフ)は企業へインターンシップに行きまして。そこにはその友人を含め7人が働いていました。給料が出るインターンもありますが、そのインターンは無償だったそうです。期間は3か月。

それでも7人が働いていたのは、その企業へ就職できるかもしれないという期待があったからだと思います。

ただ、蓋を開けてみるとそのインターン期間が終わって採用された人は1人もいなかったそうです。理由は「人が足りているから」だそうです・・・。

だったら最初からインターンを受け入れないでよ!と思うのは私の勝手な見解なんでしょうが。。でもこの企業は7人を3カ月間無償で使ったということで、ちょっと酷くないですか。。。

友人の体験談②

システムエンジニアを目指していた彼(純スウェーデン人)は3カ月ほどの苦しい就職活動を乗り越え、ある会社に就職しました。最初の3か月試用期間があり、その後問題がなければ正規雇用に切り替わるという契約でした。

しかし彼は試用期間の後、その会社をクビになってしまいました。理由は「仕事が他の人より遅い」と上司に言われたそうです。ただ、他の新人に比べて特別遅いわけでもなく、また勤務しているときにその指摘もなかったそうです。(突然言われて解雇になった。)

確かに日本の会社でも試用期間はありますが、よっぽどでなければ解雇にはなりませんよね。彼はとても紳士的な人なので、きっと勤務態度には問題はなかったのではないかなと思います。

これは私にとってスウェーデンで正式採用されることの難しさを痛感した出来事でした。

就職が出来れば会社は超ホワイト

就職するのが大変なスウェーデンの会社ですが、一度会社に雇われてしまうと労働環境は整っています。

スウェーデンの会社は被雇用者へのサポートがとても充実しています。

例えば、契約によりますが3週間~2カ月ほど夏にはバカンスの休みが取れます。日に2回ほどフィカ(コーヒー休憩)の時間があります。他にも会社によっては、本人の申し出で50%で仕事をさせてくれたり、大学の費用を数十%負担してくれたり。関連会社があれば希望の国に転勤させてくれたり。会社に籍を残したままで1年ほど仕事を離れたり。

会社によって違いはあれど、日本人としてはとてもうらやましい社内制度がたくさんあります。

まとめに

スウェーデン人でさえ就職するのが困難なスウェーデンの就職活動。もし日本人のあなたがスウェーデンで一般企業に就職したいと希望しているのでしたら、大変さを覚悟してください。

それでも、大変な思いをしながらも周りの友人たちは無事に就職先を決めていっています。一番大切なのは諦めずに続けることですよね。就職活動が上手くいくことを祈っております。
 

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コメント

  1. Sota Saito より:

    為になる記事ありがとう御座います。
    サボンビザを取得し、二月からスウェーデンへ移住が決まった者です。
    この記事を読んでより自信が付きました。
    就職活動は困難が伴って当然だという事を肝に命じておきます。

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