
スペイン人の性格・日本人の性格、それぞれの傾向があるように、私はスウェーデン人にも性格の傾向があると思っています。
今回は私が現地に来て思った、スウェーデン人の人柄や性格について書いていきます。
スウェーデン人の性格
私の感じた一般的なスウェーデン人の性格をまとめてみました。
慈悲深い
特に女性にその傾向があるように思いますが、スウェーデン人はとっても慈悲深いです。
具体的には物乞いにお金あげたりする人が結構います。日本だと物乞いでは生きられないと思うのですが、スウェーデンの首都ストックホルムには物乞いを仕事?にしているジプシーの人たちが結構います。
また移民を大量に受け入れたり、ボランティア活動などに積極的に参加をする面にもスウェーデン人の慈悲深さを感じます。
寛容
多くのスウェーデン人は寛容です。あまり怒っているところを目にしません。
友人の看護師さんに聞いた病院でのエピソードがあります。
一人のおじいちゃんが検査を受けていたにもかかわらず3か月に渡りがんを見落とされていました。これは明らかな診断ミスです。日本であれば少なくとも医師に対して原因の追及は免れません。
でもそのおじいちゃんは「ついてなかった」「残念だ」という様子は見せたものの、それ以上迫ることはしなかったそうです。
この辺りの寛容性は私も未だに理解できませんが、多くのスウェーデン人に見られる傾向だと思います。ありのままを受け入れるというか・・。
きっと帰って家では文句を言うかもしれませんが、それ以上は無いでしょう。
親切
スウェーデン人は子供やお年寄りにはとっても親切です。
ベビーカーを押していて階段しかない場合、「手伝いましょうか」と誰かが声をかけてくれます。若い男の子がベビーカーを手伝っている姿には本当に感心させられます。
あまり焦ったり・忙しそうにしている人を見かけません。スウェーデン人の心の余裕が親切心にも繋がっているのではないでしょうか。
仲良くなるには時間がかかる
本当に仲良くなるにはそれなりの時間がかかります。
彼らは基本的には親切なので、上辺だけやその場で話すだけならそつなくこなします。ただし本当に仲良くなるにはスウェーデン人同士も数年の長い時間をかけて友情を育みます。
ましてや日本人とスウェーデン人では言語やバックグランドが違うのですから、深い付き合いになるには相応の時間がかかると理解しておきましょう。
最初からあまり馴れ馴れしくするのは禁物です。また過度なボディータッチも控えましょう。彼らはパーソナルスペースを大切にしています。
言葉には出しませんので空気を読んで!
本音と建前がある
ちょっと日本人に似ている部分ではないでしょうか。
社交辞令も言いますし、ちょっと文句があっても本人の前では言いません。直接的な言い方をあまりしてこないな、という印象があります。
TPOに合わせ本音と建前を使い分ける。この辺りは日本人であれば誰もが経験があり、理解できる性格ではないかなと思います。
まとめに
ここに書いた性格はあくまで傾向なので全員が当てはまるわけではないです。実際私の彼もこれは当てはまってないな・・・という項目があります。
ですが、これからスウェーデンを訪れる方は少なからず職場や学校や生活などでスウェーデン人と関わるはずです。そんな方々の多少の予備知識になり、彼らと仲良くする参考になれば嬉しいです。