スウェーデン運転免許証の取得方法!日本の免許で取れる

日本の運転免許証を持っている方は、スウェーデンの運転免許証を取得することができます。

筆記試験や実技試験なしにスウェーデンの免許証を取得できるのはEEC(欧州経済共同体)とスイスと日本だけです。なぜこの国々に左ハンドルの日本も加わっているのかとても不思議ではありますが、これは大変ありがたいチャンスなので長期滞在を予定する人は機会を逃さず手続きをすることをお勧めします。

そこで今回はスウェーデンの運転免許証取得の要件と私が追った手順についてお伝えをしたいと思います。なおこの情報は記事作成時の私の体験を元にしたものです。手続きで気になることがある方はスウェーデン交通局のHPで最新情報の確認をするのが正確かと思います。
スウェーデン交通局transportstyrelsen HP

費用と申請にかかる期間

まずは参考に私がどのくらいの費用と期間でスウェーデンの免許証を取得できたかお伝えします。

費用 640kr(自動運転免許証抜粋証明160kr+視力検査150kr+免許証発行の手数料250kr+顔写真の撮影80kr)
期間 4カ月(割とのんびりやっていました)

なお運転免許証を取得すれば私の場合は“B”に当たり10年間有効でした(AM、A1、A2、A、BまたはBEは10年間)。大型や特殊車両は5年間有効になります(C1、C1E、C、CE、D1、D1E、DまたはDEは5年間)。更新の場合は手数料として250krが必要となります。
※このスウェーデンの免許の区分については後で表でまとめてあります。

運転免許証の書き替えが可能な方

日本の運転免許証をスウェーデンのものに書き替えるには以下の要件を満たしている必要があります。

  • スウェーデンへ住民登録後12カ月以内であること
  • 日本の免許証の有効期限が残っていること

なお書き替えと言っても日本の運転免許証が使えなくなってしまうわけではありません。日本の運転免許証はしかるべき手続き後に手元に戻ってきます。ここでの書き替えは日本の運転免許証を証明にスウェーデンバージョンの免許証を手に入れられるという意味です。

手順

申請用紙の入手

まずはスウェーデン交通局から申請用紙を入手しましょう。こちらのリンクから、色々な申請用紙を依頼することができます。

Blankett(obligatoriskt)はスクロールバーになっています。何の書類が必要か選択する部分なので、今回の手続きではAnsökan om utbyte/ersättning av utländskt körkort(外国運転免許の交換申請) を選択します。

次にPersonnummer(obligatoriskt)にはご自身のパーソナルナンバーを入力してくだい。その先はどんどん青いボタンを押していけば依頼完了です。

申請用紙が届く

申請用紙は依頼後1週間ほどで自宅へ届けられます。送って欲しい住所を入力しなくてもパーソナルナンバーで勝手に住所特定してくれます。用紙には名前などの記載覧のほか、発行に必要な添付書類についてや注意事項などの記載がありますのでよく目を通してみましょう。

申請用紙に記載された、免許書き替えのために準備する書類は以下のとおりです。

  • 自動車運転免許証抜粋証明
  • 視力検査の結果
  • 健康診断の結果(免許の区分によっては必要なし)
  • 日本の運転免許証本体

この後の手順でそれぞれの取得方法を説明していきます。

また、申請用紙の中で私が迷ったのが免許の区分についてだったので参考に載せておきます。

ちなみに、私の日本の免許証は普通車(AT限定)・中型(8tまで・AT限定)した。そのため、書き換えではB(普通車)およびC1(トラック)を得ることが出来ました。ただ私はあくまで身分証明と日常生活のために持っておきたいという目的だったのでC1は申請しませんでした。

余談ですがC1を申請する場合、医師による健康診断も必要になります。またC1は免許の更新期限も10年ではなく5年となります。C1を取得する場合はそれらも踏まえておくとよいのかなと思います。

区分 種類 定義 健康診断
AM EUモペット 不要
A1 軽バイク 排気量は125cc以下
最高出力は11kW未満
不要
A2 中バイク 最高出力は35kW以下 不要
重バイク 35kWを超えるもの 不要
普通車と軽トラック 車両総重量が3,500 kgまでの車と軽トラック。
軽トレーラーも牽引可。
※総重量(車とトレーラーの合計)は、3,500kg以下。
※トレーラーの総重量は750kg以下。
不要
B96 拡張B許可 総重量が750kgを超えるトレーラーを牽引可。
車とトレーラーの総重量は4 250 kg未満。
不要
BE 重いトレーラーの乗用車 最大重量3,500 kgの車または軽トラックを運転し、1台または複数のトレーラーを牽引可。
※トレーラーの総重量は3 500 kgを超えてはならない。
不要
C1 トラック 乗用車と中型トラックを運転可。最大重量7,500 kgまで。

最大重量750kg以下の軽トレーラーを牽引可。

必要
C1E 中~大トラック C1と同じ車両を運転可。
車とトレーラーの総重量が12,000 kgを超えない場合、1つ以上のトレーラーを牽引可。
必要
大型トラック 大型トラックや乗用車を運転できます。
最大750kgの軽トレーラーも牽引可。
必要
CE 重いトレーラー付き大型トラック Cと同じ車両を運転可。
また、1つ以上のトレーラーを重量制限なく牽引可。
必要
D1 バス 最大8メートルの長さの中型バスを運転可。
乗客定員はドライバーに加えて16人以下。
最大750kgの軽トレーラー牽引可。
必要
D1E 大型トレーラー付きバス D1と同じ車両を運転可。
また、重量制限なく1つ以上のトレーラーを牽引可。
必要
バス 乗客の数や長さに関係なく、バスを運転可。
最大750kgの軽トレーラーも牽引可。
必要
DE 大型トレーラー付きバス Dと同じ車両を運転可。
また、1つ以上のトレーラーを重量制限なく牽引できます。
必要
Taxi タクシー 必要

自動車運転免許証抜粋証明の申請

自動車運転免許証抜粋証明は基本的には在スウェーデン・日本大使館に直接行って申請する必要があります。直接行くのが困難な方は大使館に電話で問い合わせをするとよいでしょう。

大使館でパスポート・運転免許証・在留許可証を提示し、大使館に備え付け(一応ダウンロードもできる)の証明書発給申請書で申請します。運転免許証はその場で1週間ほど預けることになります。

自動車運転免許証抜粋証明の受取

1週間後ほどすると日本大使館から電話で連絡をもらえるので、自動運転免許証抜粋証明を受け取りにいきます。その際、証明書の発行手数料として160Krが現金で必要なので準備して持参しましょう。現金で、というのがカード社会のスウェーデンで逆に新鮮だったりします。このときに日本の運転免許証は返却されます。

ここで発行してもらった自動車運転免許証抜粋証明の発行から2カ月以内に他の必要書類と一緒に交通局へ送る必要があります。なので、ここからはその期限を意識しながら書類を揃えていきましょう。

視力検査

視力検査は街の眼鏡屋さんですることが可能です。WEBサイトで自宅の近くの眼鏡屋さんを検索してみましょう。

私は予約をせずに行きましたが、その日のうちに検査をしてくれました。検査結果はその場で発行してもらえます。紙で受け取ることも出来ましたが、データをスウェーデン交通局へ送ってもらえるとのことでそうしてもらいました。

なお視力検査にかかった費用は150Krでした。この価格はお店によって異なるかもしれませんね。

健康診断

私の場合はBのみだったので健康診断は行いませんでした。ただ、健康診断が必要な方は病院を事前に予約する必要があります。早めに予約を入れた方が良いかと思います。

。。詳しく書けずにすみません。

申請用紙および添付書類の送付

スウェーデン交通局に必要書類を送付します。改めて同封書類を整理しました。

  • スウェーデン交通局の申請用紙
  • 自動運転免許証抜粋証明
  • 視力検査の結果(私はデータで送信してもらったので入れてませんn)
  • 健康診断の結果(私は必要なし)
  • 運転免許証の原本

送付はスウェーデンの普通郵便で行いました。運転免許証の原本を普通郵便で送ることに躊躇はしましたがエイヤッで送付。(とりあえず無事に戻ってきました。)

健康についての自己申請

上記の書類送付後、健康に関する自己申告の書類がスウェーデン交通局から送られてきました。

癲癇(てんかん)や持病についてのアンケートです。3枚くらいに渡って回答することがあるのでこれはちょっと大変でした。。周りにスウェーデン語が分かる方がいれば手伝ってもらうと早いかもしれません。

これも記入が済んだら交通局へ送付します。

申請受領の手紙と手数料の振込

その後また手紙が届きました。趣旨は以下のとおりです。まだ少しやることがあるんですね。。。

  • 運転免許証の発行手数料の支払い(250kr)について
  • 写真撮影について
  • 窓口での本人のサインについて

発行手数料の支払いは銀行のアプリで振り込むことができるので、これは簡単に完了。

写真撮影およびサインの記入

写真撮影およびサインの記入はFörarprovskontorという場所で同時にできました。

まずはTrafikverketのHPから住まいの近くのFörarprovskontorを探し、営業時間と写真撮影可能な時間帯を調べます。(TrafikverketのHP)
ちなみに私が行ったのは中央駅から歩いて5分くらいのFörarprovskontor(住所:Järnvägsgatan7)でした。

写真撮影は日本でもあるような証明写真の機械で行いました。その後、同じフロアの窓口で本人確認およびサインの記入を行いました。本人確認の際にはIDカードなど身分証明できるものが必要なので持参しましょう。

なお写真撮影は規格に合っていれば自分で撮影したものを提出することもできます。10年有効のカードなので気になる方はこだわってみてもいいかもしれません。

写真代金の支払い

無料かな。。と思っていたらしっかり後に請求がきました。自動機器での写真の撮影料は80krでした。

ちゃちゃっと支払いを済ませ、これで交通局とのやりとりは全て終了です。

運転免許証受取

日本の運転免許証(原本)は日本大使館を通じて返却となります。

私の場合は、スウェーデンの運転免許証を受け取った2週間後くらいに大使館から電話をもらい、直接取りに行きました。基本本人が行かなければいけないのが少々面倒ですが、無事に日本の運転免許証が戻ってきて一安心です。

滞在が1年以下の方は国際免許証で対応を

滞在が1年以下の方には免許の書き替えではなく国際免許証の取得をお勧めします。スウェーデンは日本の国際免許証で運転できる国の一つです。ただし手続きは日本で行う必要があるので、事前に取得しておく必要があります。手数料は2400円で、取得から1年間有効です。

まとめに

スウェーデンの運転免許証はスウェーデンにおける身分証明証も兼ねています。正式な身分証明として有効なのですぐに運転の予定はないという方も持っていると便利です。また、他のヨーロッパ諸国でもこの免許証があれば運転が可能ですよ。

とても汎用性の高いカードです。取得をお考えの方は必ず住民登録後12カ月以内に手続きをしてくださいね。

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