
せっかくのスウェーデン観光、誰しも失敗はしたくないですよね。
スウェーデンは日本と同じ北半球の国で、春夏秋冬の四季もちゃんとあります。スウェーデンに来る時期によってこの国から受ける印象はだいぶ違うものになるでしょう。そのため、もしスウェーデンに来ることを考えているのでしたらおすすめの時期や楽しみ方があります。
今回はスウェーデン観光に抑えて欲しいおすすめの時期や服装、そしてスウェーデンならではの注意点についてご紹介します。
もくじ
観光におすすめの時期
スウェーデン観光でおすすめの時は夏と冬。それぞれ楽しみ方が違います。夏季であれば6月~9月、冬季であれば11月~3月がおすすめです。ではそれぞれの魅力を紹介していきます。
夏は街歩きを!有名な観光地をまわる
夏はスウェーデンの白夜が体験できる季節です。夜は10時頃まで明るく日の出が3時頃という生活を体験できます。
また夏のスウェーデンは雨が少なくカラッと温かい最高の気候です。特に6月~9月がベストシーズンで多くの人がテラス席でビールを飲みながら談笑しています。
このグラフは2017年のスウェーデンの首都ストックホルム気温と降水量です。6月~9月は30℃近い気温で皆さんが考えているよりずっと暖かいのではないでしょうか。もしスウェーデンを観光目的に訪れるならこの季節が一番です。
冬はオーロラを見にいく
スウェーデンの北の地方ではオーロラを見ることができます。11月~3月はオーロラのベストシーズンです。発生条件も良く、3日に1度はオーロラが観測できるのだとか。
スウェーデンのオーロラ観測ではキルナ(Kiruna)という街が有名です。オーロラ観測地はカナダやアラスカのように僻地で孤立している場所も珍しくありません。オーロラをきれいに見るためには暗さが必要だからです。ただキルナが人気の理由の一つに現地の人が普通に暮らしており、スーパーやホテルがあること、他の観測地に比べ比較的暖かいことが挙げられます。オーロラ観測以外にも魅力や見どころが多いのは良いですよね。
詳しく魅力を解説されているサイトを見つけたので、勝手にリンクを貼らせていただきました。
http://morigasuki.net/archives/600.html
またキルナの近くではアイスホテル(ICE HOTEL)も有名なスポットです。とても現像的ですよね!本物のアナ雪の世界みたいです。
ただ宿泊をするには早めの予約が必要なようです。ただ残念ながら宿泊が出来なくても、入場料を払い見学ができるようなので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
服装の心得
夏季
スウェーデンの夏はとても過ごしやすく、Tシャツ短パンで過ごすことができます。ストックホルムであれば6月~9月は常に30℃近い気温が続き街を見て回ったり、テラスで飲むには最高の季節です。日本の夏と異なり湿気は少ないのでジメジメ・ムシムシとは無縁なので服の変えも少なくすむかと思います。
靴はガムラスタンなどを観光する場合は歩きやすいものを用意するようにしましょう。街は古い石畳で出来ており、起伏も多いのでヒールのある靴では上手く歩くことが出来ません。
また夏は日差しが強いのでサングラスも用意するとよいでしょう。
冬季
冬はストックホルムでもマイナス20℃になることがあるなど寒さには備えておく必要があります。
マイナス20℃と聞いても寒すぎて想像できないと感じる方もいるかもしれませんが、体感としてはマイナスになればマイナス5℃もマイナス20℃も一緒です(笑)。また年によってもだいぶ寒さが異なります。ストックホルムであれば北海道と同じくらいの寒さを想定しておけばよいでしょう。
必須アイテムは帽子・マフラー・手袋と温かいアウター1枚です。帽子は以外と大切で、マイナス℃で帽子をかぶらないと寒さでだんだん頭が痛くなってきますよ。暖かいアウターが思い浮かばないという方はスキーウェアでもよいかと思います(実際に着ているスウェーデン人をみかけます)。
またお店の中や家の中は常に温かいです。長袖のニットや長袖のシャツ1枚で普通に過ごすことが出来るので、中に沢山着込む必要はありません。外との寒暖差は温かいアウターで調整するといいですよ。荷造りの参考にしてみてください。
注意点① 海外で利用できるカードを用意する
スウェーデンは世界でも最もキャッシュレス化が進んでいる国の一つです。近年では現金での支払いを断る店も増えているくらいです。そのためスウェーデンに行く際は現金は最小限にしておきましょう。
逆に基本的な支払いはカードになるので、海外で利用できるカードを準備しておきましょう。ビザカードやマスターカードは大体利用できますよ。
カードを利用するときの注意点としては、当たり前ですがピンコードを確認しておくこと。またカードの利用規約などにあらかじめ目を通し、限度額や利率について知っておきましょう。紛失の際の連絡先などもあらかじめメモしておくと良いでしょう。
注意点② お酒について
スウェーデンでは3.5%以上のアルコールのお酒はシステムボラーゲット(systembolaget)というお店でのみ販売されています。これは政府が管理しているスウェーデンで唯一お酒を扱っている機関です(3.5%以下のビールなどはスーパーでも購入可能です)。
システムボラーゲットには他のヨーロッパ各国から輸入されたお酒もたくさん並んでいます。ビールだけでも50種類近くが置いてあるのでお酒好きの人は行ってみるのも楽しいと思います。またアブソルート(Absolut Vodka)はスウェーデンのお酒です。
営業時間は、月曜日~金曜日は10時~19時まで、土曜日は10時~15時まで、そして日曜日はお休みです(どのシステムボラーゲットも共通)。そのため日曜日にはお酒を買うことができないので注意が必要です。また買いに行く際にはパスポートなどの身分証明書を必ず持参しましょう。20歳以上であれば購入可能ですよ。
またレストランやバーであれば18歳以上でお酒を注文できます。日本人は若く見られるので、ここにもパスポートなど年齢確認できるものを持っていくようにしましょう。
最後に、スウェーデンは屋外(公園や川辺など)でお酒を飲むことが禁止されています。お酒を飲みながら街をぶらつくこと無いように!逮捕されてしまいますよ。
まとめに
街で日本人旅行客を見かけると「おっ」と嬉しく感じます。スウェーデンは魅力いっぱいの国です。少しでも多くの方がスウェーデン観光に訪れてくれることを楽しみにしています。