
スウェーデンの首都ストックホルムは北欧のヴェネチアとも呼ばれる水の都です。川と湖と森が豊富にありヨーロッパ特有の美しい建築物が残る街です。そんな美しの国スウェーデンに一度は行ってみたい!と考えている方は多いのではないでしょうか。
今回は在住者が教えるストックホルムの観光スポットをまわった感想をまとめてみました。
ストックホルム基礎知識
ストックホルムはスウェーデンの首都。バルト海とメーラレン湖に囲まれた14の島からなり、島々は橋で結ばれています。周囲を海と川に囲まれ歴史ある建物が立ち並ぶ美しい街です。四季もあり、夏(7~8月頃)は20℃前後の過ごしやすい日となり、冬の11月~2月頃は0℃前後と寒い日が続きます。丁度北海道と同じような気温です。ただ、寒い日には-20℃ほどになり稀にオーロラが見えることもあります。それだけ寒さは厳しいので温かい冬を用意しましょう。また夏は太陽が沈まない白夜(びゃくや)を体感できる代わりに、冬は日照時間が1時間ほどという極夜(きょくや)も経験できます。
そんなストックホルムはジブリ作品「魔女の宅急便」のモデルになったことでも有名です。確かに、どことなく風景が似ているかもしれません。
ストックホルム市街は基本的には地下鉄と徒歩で十分行き来ができます。そのため、ストックホルムに滞在する日数に合わせて地下鉄のチケットを購入することをおすすめします。下の写真はストックホルムの地下鉄の地図です。
また市街はほどんどが石畳なため1日観光をしていると足が疲れます。歩きやすい靴でいくようにしましょう。ヒールで歩くのは不可能でした(笑)
ガムラスタン(旧市街)
スウェーデン語でスタンが町、ガムラが古いという意味です。石畳の古い町並みがとてもきれいです。至る所に細い路地などがあり歩いているだけで楽しい。入り組んだ路地にはたくさんの喫茶店やお土産屋さんがあります。
ガルムスタンにあるカラフルな広場。写真は冬のクリスマスマーケットが開かれているときのもの。この場所にはノーベル賞博物館があり歴代の受賞者の展示を見ることもできます(有料)。
ガムラスタンはたくさんの路地や美しい建物が並ぶ散歩していてワクワクしてくる街でした。町全体に入り組んだ路地があり、2・3回行きましたが毎回迷子になりました。
路地・ひっそりと置かれているアート。カメラを構える観光客の姿も多い。とても遊び心のある街です。
ガムラスタン(Gamla Stan)
住所:Gamla Stan, Södermalm, Stockholm
電話番号:084-111-188
ホームページ:http://www.stockholmgamlastan.se
ストックホルム宮殿
ガムラスタンの中心にあるストックホルム宮殿は、今でも国王一家の個人事務所や国家を代表する行事などで使われている宮殿です。ノーベル賞受賞者の晩さん会が行われることでも有名です。ストックホルム宮殿は一部が博物館として開放されており、入口で160krで3か所ほど見て回れるチケットを購入することができます。現在も利用中の建物の一部が博物館になっているのはがスウェーデンの王家と国民が近い存在である証拠ともいえます。
ストックホルム宮殿の博物館のチケットは少々割高。ただ、特に宝物庫の王冠は一見の価値があると感じました。古い王家の方が利用してた豪奢な王冠や杖がいくつも展示されています。たくさんの宝石・金・細工の装飾の数々、日本ではこんなに間近で見ることはできないと思います。王様の権力すごー!と目がくらみました。(笑)歴史や美術が好きな方にはおすすめします。
また12時にはストックホルム宮殿前で衛兵の交代式があります。私は12月に見ましたが正直少し地味でした。ただ日本の文化にはない光景なので、宮殿観光のついでに見に行ってみてもよいかもしれません。女性の兵隊さんが他の国に比べ多いのは、男女平等を掲げるスウェーデンらしいと感じたポイントでした。運が良いと騎馬隊も見ることができるみたいですね。
王宮(Kungliga Slottet)
住所:Slottsbacken 1, Gamla stan, Stockholm
電話番号:(08)-402-6130
営業時間:(5月下旬~9月上旬)10:00~17:00(9月中旬~5月中旬)10:00~16:00
休日:9月中旬~5月中旬の月曜日
料金:大人 SEK150.00、子ども(7~18歳)SEK75.00
アクセス:【地下鉄】ガムラスタン(Gamla stan)駅より徒歩約5分
ヴァ―サ博物館
ヴァ―サ号は世界で唯一現存している17世紀の戦艦です。建造途中で二層に増やされるなど無理な構造で、さらに重武装だったため極端にトップヘビーな艦だった。1628年8月10日に初航海に出るが、1,300 m ほど帆走した地点で横風を受け、バランスの悪さが災いしてそのまま横転沈没した。その後1961年に引き上げに成功し、1988年から展示がされています。
実際の船の展示は大迫力です!力強い船の骨格、そして繊細な彫刻はこの船がスウェーデン権力の象徴であったことを伝えてくれます。博物館の中心にはヴァ―サ号があり、その周囲にの展示物ではヴァ―サ号の時代背景や引き上げがどれだけ大変だったか、船のパーツについてなどを知ることができます。一番下の階では、このヴァ―サ号とともに沈んだ乗組員の骸骨もあり、一気に現実味が沸きます。
見応え十分でアクセスもよいので是非行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみにストックホルム人はヴァ―サ号に日本人の富士山のような愛情を持っているので、間違っても「初航海で沈没したしょぼい船ー」などと茶化すのはやめておきましょうね。
ヴァーサ号博物館(Vasamuseet)
住所:Galarvarvsvagen 14, Stockholm, Sweden
電話番号:(08)-5195-4800
開館時間:
(9/1~3/31)10:00~17:00(6/1~8/31)8:30~18:00(12/31)10:00~15:00
※毎週水曜日のみ10:00~20:00
休日:1/1、12/23~12/25
料金:大人 SEK110.00、子ども(18歳以下)無料
ホームページ:http://www.vasamuseet.se/en
アクセス:【トラム】ノルディスカ ミュージィエット(Nordiska Museet)駅より約徒歩3分
ストックホルム王立図書館
誰でも無料で利用できる図書館で、ストックホルム中心部のフムレゴーデンという公園内に図書館の建物があります。ストックホルム中央駅から10分ほど歩きました。図書館内にはリーズナブルなカフェが併設されています。360℃円形に本棚が並んでいる場所もありハリーポッターを思い出すような素敵な創りでした。建築家はに興味のある人も楽しめるのではないでしょうか。
図書館の中に入るにはカフェの奥にあるロッカー(無料)にコートを入れてから入る決まりになっています。コートを着たままだと止められてしまいますよ。本は専門的な本ばかりで、最近の小説や漫画はおいてありません。それでも勉強にはもってこいの環境です。無料でこんな施設が利用できるのはさすが高福祉国家です。
ただ、建築などに造詣が無い私は正直観光としては今一つピンとこず・・・・。騒いでもいけないし、いるのも地元の人ばかりです。本の内容も分からないのでやることがありませんでした。もし図書館に興味があるのでしたら(私はこの旅では行かなかった)ストックホルム市立図書館の方が見応えがあるのかもしれまえん。
スウェーデン王立図書館
所在地: Humlegårdsgatan 26, 102 41 Stockholm, スウェーデン
営業時間:
土曜日 11時00分~15時00分
日曜日 定休日
月曜日 9時00分~19時00分
火曜日 9時00分~19時00分
水曜日 9時00分~19時00分
木曜日 9時00分~19時00分
金曜日 9時00分~18時00分
電話: +46 10 709 30 00
ストックホルム市立図書館
所在地: Sveavägen 73, 113 50 Stockholm, スウェーデン
建設: 1928年3月31日
営業時間:
土曜日 12時00分~16時00分
日曜日 12時00分~16時00分
月曜日 10時00分~21時00分
火曜日 10時00分~21時00分
水曜日 10時00分~21時00分
木曜日 10時00分~21時00分
金曜日 10時00分~21時00分
電話: +46 8 508 311 00
設計: グンナール・アスプルンド
まとめに
ストックホルムは刺激的な場所こそ少ないものの、古い町並みや歴史や景色は十分に楽しめる場所だと思います。そして春・夏・秋・冬でそれぞれ違う景色を見せてくれる、とても奥深い国だと感じています。ぜひ旅行を楽しんで!参考にしていただけると嬉しいです。
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